右の図は、アメリカの国立訓練研究所が提示した、学習の定着度を示した逆ピラミッドです。この図によると、ただ授業を一方方向で受けただけの学習の定着度はたったの「5」。効率よく学ぶには、「議論し、行動し、(習ったことを)人に教える」環境が必要だということがわかります。
幕末に改革を担った多くの人財を輩出した「塾」。その流れを受け、福澤諭吉が創設した慶應義塾は、「半学半教」の精神に満ち、今なお息づいています。年齢に関係なく「教え教えられる」=切磋琢磨の環境で人が育っていったのです。そういう意味で「塾」は、開国の当時より「90の学びを実現する」教育の原点。しかし、時代が進むにつれ効率重視となり、教師が一方的に教え込む形が、現在の教育の主流となっています。
早稲田塾は、開塾時からこの「90」の世界観を実現しようと、取り組み続けてきました。想定の枠を超える空間が、早稲田塾そのものなのです。
総合型・学校推薦型選抜(AO・推薦入試)では、各大学が「求める学生像(アドミッションポリシー)」を掲げ、それに一致する学生を集めるため、面接・小論文などさまざまな方法で選抜を行います。ここで必要になるのは、付け焼刃の対策ではなく、大学が「出会いたい人」そのものになること。早稲田塾では、スタッフや講師陣、受講生同士のディスカッションを通して、将来のビジョン(社会で何を実現したいか)を明確にし、面接や志望理由書などで必要となる表現力を、多彩なプログラムで育てます。
「ポートフォリオ」とは、受験生の学びの履歴と将来像を可視化した資料を意味します。もともとはクリエイターが自身の創作歴や創作活動をアピールし、その力量を評価してもらうための作品集のことを指します。教育においても、新たな個人評価ツールとして、従来の科目テストや知力テストだけでは測れない「非認知能力」(主体性・社会性・創造性・好奇心などの数値化できない潜在能力)を示す機能を果たすものとして注目されています。現在国策として進められている教育改革では、このポートフォリオをオンライン化(eポートフォリオ化)し、WEB出願ポータルサイトから各大学に直接送信するしくみの構築が検討されています。2018年度より早稲田塾では、これまでの総合型・学校推薦型選抜(AO・推薦入試)指導のナレッジを結集し、よりきめ細かく深いポートフォリオの作成に向けた専任チームによる日常的な特別指導が実現します。
ポートフォリオ作成指導により生み出されたオリジナルの「マイストーリー」から、最適な進路や研究テーマを発見し、出願大学・学部のマッチングや最適な出願戦略の提案までを、専任チームが指導します。この指導により構築されたライフミッションを核(コア)とし、国公立・私立含めた多様な大学・学部が実施している総合型・学校推薦型選抜(AO・推薦入試)への可能性が広がります。
早稲田塾の「論文作法(ろんぶんさっぽう)」では、受講生が書いた原稿に対し、総合型・学校推薦型選抜(AO・推薦入試)専門の講師が、詳細かつ丁寧に講評。さらに、論文を受講生同士で講評し合い、そこで得た課題をもとに再執筆し、質を高めていきます。
練習すれば、誰でも書けるようになる。
論文作成において大切なのは、答え探しではなく、テーマに対し、いかに深く分析・考察し、自らの切り口で論理を展開するか。そのために鍛えなければいけないのは、与えられたポイントに添って文章を敲き直す修正能力ではありません。
早稲田塾の「論文作法(ろんぶんさっぽう)」では、受講生が書いた原稿に対し、総合型・学校推薦型選抜(AO・推薦入試)専門の講師が、詳細かつ丁寧に講評。さらに、論文を受講生同士で講評し合い、そこで得た課題をもとに再執筆し、質を高めていきます。受講生同士の本気のディスカッションによって得られる他者の視点は、一人で論文を書き続けるだけでは決して得られないものばかり。また、他の人の論文を講評することで、より深い客観性を習得することもできます。
ディスカッション主体の授業で「聞く・読む・話す・書く」力を総合的に鍛える
執筆のみならず、互いの作品を講評しあうディスカッションの場を設けた「知的格闘技」。総合型・学校推薦型選抜(AO・推薦入試)に必要な力を、総合的に養成します。「自己の視点」と「発想力(切り口)」が育まれ、難関大学の入試でも効力を発揮しています。
テーマ事例
文章力を磨き、論理的な思考を養う
「文章力」は、すべての学力の基礎となる重要な力。志望理由書も小論文も、文章で意思を表明する総合型・学校推薦型選抜(AO・推薦入試)では、欠かせない力です。論文系の授業では「聞く・読む・話す・書く力」を総合的に鍛えることで、大学が求めている「学びの基本」を身につけます。
近年、大学入試に英語4技能を採用するケースが増えており、実用技能英語検定(英検)、TEAP、TOEFL、IELTSなどの活用が進んでいます。例えば、早稲田大学、上智大学、立教大学、明治大学、筑波大学、国際教養大学、九州大学をはじめとする多くの大学が民間試験を利用した入試を行っています。これらの試験を出願資格としたり、試験のスコアを加点方式で評価したりする方法は、今後ますます増えていきます。
早稲田塾では、各種英語試験の出題傾向と対策に精通した英語講師による指導と、インプットとアウトプットの両面に特化した授業を通して、英語4技能を伸ばしていきます。
1.チャンスが増えます。一発勝負で全てが決まる従来型の入試と違って、何度でも受験できるからです。
2.手間が省けます。従来型の入試では複数の大学に出願する際にそれぞれの大学が果たす英語の試験を必ず受けなければならないのに対し、一つの民間試験で得たスコアを同時に複数の大学に出願できるからです。
3.余裕が生まれます。早い段階で目標スコアをクリアすれば、英語以外の様々な活動に集中できるからです。
早稲田塾では、これを踏まえ、低学年から英語資格試験のために対策を行い、高1生のうちに、CEFR(※)B1(英検2級)レベル以上、高2生のうちにB2(英検準1級)レベル以上の取得を目指します。
/p>
※CEFR
ヨーロッパ言語共通参照枠(Common European Framework of Reference for Languages)」は、言語の枠や国境を越えて、異なる試験を相互に比較することが出来る国際標準。大学入試において受験生の英語力を測る基準としても採用されている。
志望校現役合格のために「すべてのチャンスを使いきる」早稲田塾は、一般選抜への備えも東進講座で万全。
早稲田塾では、全国トップの東大現役合格者数で知られる「東進講座」で、必要な学力をしっかりと身につけます。その学習トレーニングシステムの秘密は、圧倒的な効率性。基礎学力から応用テクニックまでを短期間・高速で習得できるプログラムで、塾生の学習効率を最大化。早期に学力を身につけることが、一般選抜の合格可能性を増すのはもちろん、AO対策に集中できる環境づくりにもつながります。
短期間での集中速習と1.5倍速受講で、1年かかる授業が、最短で2週間から1ヵ月程度で集中受講・修了できます。時間がない現役生のための、強力学習トレーニングシステムです。
東進講座は、高校入門から最難関大学までの12段階の講座群。無理なく着実にステップアップできます。
将来の日本を牽引するリーダーを育成する、早稲田塾オリジナルのプログラム。各分野の第一線で活躍する大学教授や有識者の方をお招きし、テーマを多面的に深め、フィールドワークにより、自分の目と耳、頭と足で、その現場を体感します。取り組むのは、国際開発援助、環境問題、貧困、福祉、経済学などのグローバルな課題。知識やプレゼンテーションの習得はもちろん、真の進路発見にもつながる、他に類のないカリキュラムです。
未来発見プログラム詳細はこちら
「自己を表現し、共感を生む力」は一般選抜、総合型・学校推薦型選抜(AO・推薦入試)を問わず、これからの大学入試、実社会で最も必要とされる真の学力。その力を伸ばすために独自に取り入れているのが、表現のプロフェッショナル(俳優)によるワークショップです。人気のテーマパークをはじめ、大手企業の人財研修を担っているカンパニーが、現役高校生のためにプログラムを開発。修了者にはCertificate(認定証)が発行されます。